データを人質にしない
Webのサービスは、囲い込みによるユーザの獲得が激しい。
囲い込みのいい例は、家電量販店のポイントサービス。
ECサイトも同じようにポイントで縛り、継続的に利用しないと損をするような心理を利用して、ポイントを人質にしている。
最近は、ポイント交換サイトが登場し条件付ではあるが人質から開放されつつある。(大手のサイト同士がほとんどであるが)
問題は、個人のデータを保管しているサービスである。
たとえば、YahooやMSNなどでカレンダーに予定を入れたり、メモやブックマークを保存したデータは、便利が故にサーバにデータを保存しても手元(ローカル)にはないことが多い。
同じサービスを使い続ける場合はさほど問題にならないが、新しいサービスが出たりするとそちらを使いたくなる。
しかし、せっせと保存したデータをまた一から入力し直すのは非常に手間がかかる。
そこで、データをエクスポートする機能があれば一度に引き出すことができる。もちろんインポート機能もあればより効率よくサービスを鞍替えできる。
だが、ほとんどのサービスはエクスポート機能がない。つまり、データを人質にして乗換られるのを防いでいるのである。
これは、Webサービスに限った事ではなく、データを管理するサービス全般に言えるだろう。
特殊なデータはともかく、データが移行できない理由で新しいサービスを使えないのは何とかならないだろうか。
これからも良いサービスがどんどん出てくるはずなので、Webサービスに個人のデータを保存する場合は、データを人質にされないようにエクスポート機能があるものを利用するようにしたい。
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